フリーのExcelマクロのご紹介です。 - 便利なツールで事務処理をスピーディーに!

フリーのExcelマクロのご紹介です。

皆さまこんにちは!

このサイトの管理者のHide(ヒデ)と申します。

今回は、最近、私の方で作成したExcelマクロについてご紹介させて頂きます。

私はこれまでお仕事で常駐させて頂いた企業様におきまして、本サイトのテーマでもあります業務効率化を目的としたExcelマクロの作成なども手掛けてきました。

通常、ExcelのマクロやExcelVBAによるプログラムというのは企業様によりニーズも異なるため、個別に開発するものですが、その中でも汎用化できそうなものについてピックアップしてこの度、Excel2013/2016用の業務効率化支援ツールの形でフリーウェア(無料マクロ)として公開させて頂きました(※当初、Excel2013及び2016向けに作成しましたが、最新版のExcelでもお試しください。)

※一時期シェアウェアでしたが、この度、フリーソフトとして(2018.1.19に)再リリースしました。

こちらのフリーウェアですが、「E-Speedy Compact」と言いまして、無料でご利用可能となっております。業務効率化をお考えで、ニーズにマッチする機能がございましたら、一度ご利用頂ければ幸いに存じます。

【補足】
・Excel2013または2016さえあればご利用頂けます。(左記Excelの32bit/64bit両対応です。)
・当初、Excel2013及び2016向けに作成しましたが、最新版のExcelでもお試しください。
・ダウンロードボタンは、本ブログのページの最後に設けております。
・ダウンロード前に本ブログに記載しているご注意点も必ずお読みください。

それでは、簡単ではございますが、下記に機能についてご紹介させて頂きます。

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「E-Speedy Compact」の名前の由来

Excelで時間のかかる作業をスピーディーに! が元々の由来で汎用的な機能をコンパクトにまとめたことからこの名前になりました。また「E」には「Easily (簡単に)」,「Efficiently (効率よく)」の意味も含みます。

メニュー構成

マクロを起動すると、下図のようなメニューが表示されます。

各機能のご紹介

本ツールの機能ですが、
表の統合・シートの統合・セル範囲の比較・簡易数式分析・シート間 データ差し込みという5つの機能があり、お好みで参照形式をA1⇔R1C1の間で切り替えて利用できます。各機能ともフォームインターフェースを採用しており、使いやすさを追求しました。

表の統合

・ この機能では下図のような複数のファイルに分かれた同じ形式の表を1つの表に統合できます。
・ フォルダ内に格納されたExcelファイルを読み込んで統合していきます。
・ 1つのファイル内で複数のシートに分かれている表の統合も可能です。
・ パスワードが設定されたファイルにも対応しています。

「表の統合」機能の画面構成は下図のようになっています。

※下記は「表の統合」機能の利用例となります。

「社員名簿-A支店.xlsx」のファイルの社員表

「社員名簿-B支店.xlsx」のファイルの社員表

「社員名簿-A支店.xlsx」と「社員名簿-B支店.xlsx」のB~G列の統合表の例

シートの統合

・ この機能では下図のような複数のファイルに分かれたシートを1つのファイルに統合できます。
・ フォルダ内に格納されたExcelファイルを読み込んで統合していきます。
・ パスワードが設定されたファイルにも対応しています。

「シートの統合」機能の画面構成は下図のようになっています。

※下記は「シートの統合」機能の利用例となります。

「社員名簿-A支店.xlsx」のファイルの「A支店」シート

「社員名簿-B支店.xlsx」のファイルの「B支店」シート

「社員名簿-A支店.xlsx」と「社員名簿-B支店.xlsx」の各シートを統合したファイル

セル範囲の比較

この機能では下図のような同じ大きさのセル範囲を比較して値や数式の相違のあるセルに着色して明確化したり、相違箇所をリスト化して出力できます。

「セル範囲の比較」機能の画面構成は下図のようになっています。

※下記は「セル範囲比較」機能の利用例となります。

「社員名簿-A支店_修正前.xlsx」のファイルの状態

「社員名簿-A支店_修正後.xlsx」のファイルの状態

「社員名簿-A支店_修正前.xlsx」(上)と「社員名簿-A支店_修正後.xlsx」(下)の
 相違箇所を表示します。

簡易数式分析

Excelのファイルの中で、セルに登録されている数式が長い場合や他の方が作成されたファイルのセルに数式が登録されている場合で、その数式で利用されているセルに「名前の定義」がされていない場合、数式の意図を把握するまでに時間がかかることがあります。本ツールの「簡易数式分析」機能は、同一シート内に限りますが、セル名で設定されている数式を表のタイトル名に置き換えて表示することができます。

「簡易数式分析」機能の画面構成は下図のようになっています。

※下記は「簡易数式分析」機能の利用例となります。

簡単な例になりますが、例えば上図のシートのG8セルに設定された数式について、簡易数式分析」機能を実行すると (設定にもよりますが) 下図のような形で表示されます。

※数式のセル名部分の表タイトルへの変換について、全ての数式の分析やその完全な正確性を保証するものではありません。あくまで簡易チェック機能としてご利用ください。
※A1セルのようなセル番地を表のタイトルに置き換えていきます。A:Aのような列名のみの分析は非対応でそのまま出力されます。

シート間 データ差し込み

この機能は、下図のようなリスト形式のデータを別のフォーマットに連続して差し込む(転記する)機能です。Wordに差し込み印刷の機能がありますが、本機能は、転記するデータ項目や場所が固定されていてWord文書を作成するほどでもなく、Excelシート間の1対1の転記で完結するような場合にご利用いただけます。
最大20項目の転記可能で、リストデータが1つのファイル内で複数シートに分かれていても連続データとして認識できます。データを連続して転記しながら印刷やPDF出力が可能です。

「シート間 データ差し込み」機能の画面構成は下図のようになっています。

※下記は「シート間 データ差し込み」機能の利用例となります。

※補足になりますが、本マクロの紹介の際に掲載しております氏名や住所等は全て架空のものです。

著作権及び再配布等について

本ツールはフリーウェアで無料でご利用頂けますが、著作権については放棄しておりませんので、作成者のHide(ヒデ)に属します。また、本ツールの再配布は禁止しておりますので、お手数ですがご利用される各PCにおいて、本ブログのページ下方のダウンロードボタンよりダウンロードをお願い致します。

サポートについて

本ツールはフリーウェアのため、本ツールに関するお問い合わせやご意見を頂いた場合でも個々にご返信できかねますので、あらかじめご了承ください。頂いたご意見やご連絡を踏まえ、追加のサポート情報が必要な場合はサイト上にて公開していきたいと思います。

ご利用上の注意点及び免責事項について

ツールフォルダ内の各種PDF資料にご利用上の注意点や免責事項、操作説明について記載されておりますので、ご同意、ご理解頂いた上で正しくお使いください。

マニュアルについて

本ツールをダウンロード頂くとツールと一緒にPDF形式のマニュアルも添付されています。その中に操作手順書がございますが、説明が長いなと思われるところがあるかもしれませんが、何卒ご了承ください。注意点などを丁寧にお伝えしているためで、難しいことは書いておりませんので、ぜひじっくりお読み頂き、使いこなしてください。

【重要】本ツールのダウンロード前の追加のご注意点について

Windows10やWindows11など、最近のWindowsではデスクトップ等のデータをオンラインでOneDriveに保存する機能が追加されています。これは、OneDriveをご利用されている方へのご注意点になりますが、本ツールをダウンロード後、本ツールが保存されたフォルダや、処理対象となるExcelデータをデスクトップやOneDriveに配置した上で、本ツールを実行した場合、下図のようなエラーが出てしまう場合があります。

そのため、大変お手数で恐縮ですが、本ツールをご利用の際は、本ツールが格納されたフォルダ、および、処理対象となるExcelデータのファイルについては、Cドライブ内のフォルダやDドライブなど、OneDriveと直接関係しない場所に配置した上で、改めて、本ツールをご利用頂ければ幸いです。

また、シート間データ差し込みの機能には、PDFを出力する機能がありますが、初回実行時にPDF出力が遅いなと思われることがあるかもしれません。この場合、本ツールの裏面などで、PDF出力のアプリケーションをどれにするか(例:Acrobat ReaderまたはMicrosoftEdgeなど)、Windows側から選択が求められている可能性がありますので、このような画面が出ていないかご確認をお願い致します。最終的にPDFを出力するアプリケーションを選択すると、PDFが画面上に表示されてくると思います。

上記の点ですが、マニュアルの更新が遅れているため、記載できておりませんので、本ブログにて追記させて頂きます。

ツールのダウンロード

以上、簡単ではございますが本ツールの機能についてご紹介させて頂きました。サンプルデータが添付されていますので、まずはサンプルデータを使ってどのような動きをするマクロかお試し頂ければと思います。フリーウェア「E-Speedy Compact」は下記のボタンよりダウンロードできます。もしよろしければ使ってみてください。

“E-Speedy Compact” をダウンロード E-Speedy-Compact.zip – 609 回のダウンロード – 4 MB

【電子書籍出版のご案内】
本ブログで扱っている「Excel VBA 入門」の内容が、内容を大幅に増やした形で電子書籍(Kindle)になりました。ご興味のある方は、下記のリンクからご確認頂ければ幸いです。
Excel VBA に挫折しないためのプログラミング超入門 (基礎から応用まで)

【Windowsアプリ公開のご案内】
本ブログの管理者(Hide)が作成した、スキャナーでスキャンした画像を原寸で印刷する「簡単原寸印刷」というWindows用のアプリがVector社のサイトにてシェアウェアとして公開されましたのでお知らせいたします。ちょっとした画像ビューワにもなるアプリです。ご興味のある方は、下記のリンクからご確認頂ければ幸いです。
「簡単原寸印刷」のアプリのイメージはこちらの記事から確認できます
「簡単原寸印刷」のアプリのダウンロードサイトはこちら

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